鍛冶職人は建設現場で必要不可欠な幅広い仕事をしている

建設現場で鍛冶職人は必要不可欠な仕事ではありますが、実際にどういう仕事をしているのか知っている人はとても少ないのが現状です。ここでは鍛冶職人がどのような仕事をしているのかということをピックアップして紹介していきますので、この機会に理解を深めてください。

 

1. 鍛冶職人は建物の骨組みを支えている

鍛冶職人は、工事で用いられる鉄骨や鋼材の加工および建築金物の加工を行う仕事です。この仕事自体は建物の骨組みを支える重要な工程です。建物が出来上がると骨組みが見えなくなりますが、建物の強度や耐震においてとても重要な役割を負うことになります。

工事現場で届く鉄骨や鋼材を設計図通りに切り出して組み立てることを行わなければいけません。鉄骨および鋼材同士をつなぎ合わせたり、ボルトで留めている箇所の強度を高めたりするために溶接を行います。こういう建物の骨組みとなる部分だけでなく、手すりや外部階段などの建築金物の加工および設置も行います。

 

2. 鍛冶職人は現場であらゆることをこなす

鍛冶職人は、大まかに言って建設現場における鉄製品の加工およびそれに付随する業務に携わります。この付随する業務の範囲が広範なだけに、いろいろな業務を幅広く行わなければいけません。建設現場におけるさまざまなレベルの仕事を行いますので、仕事で覚えることがとても多くなります。鍛冶職人の仕事の一例として足場を作ったり鉄製品の据え付け・分解を行ったり、各種溶接を行ったり重機の運転を行ったりします。

鍛冶職人というのは免許を取得しないとなれない仕事ではありません。自分は鍛冶職人だと名乗ればそれだけで成立してしまう可能性がありますが、実際に一人前として仕事をこなすまでには時間がかかります。

 

3. 未経験者の場合は熟練の鍛冶職人のもとで仕事を覚える

鍛冶職人になるためには、それを募集している会社に入るのが一般的です。経験者でないと応募すらできないということはなく、未経験者でも広く受け入れている傾向にあります。経験者であればもちろん歓迎されるはずです。

未経験者の場合は、熟練の鍛冶職人に就き、補助的な仕事から教わっていきます。鍛冶職人は建設現場における何でも屋に相当しますので、覚えなければいけないことが多くなります。熟練の鍛冶職人になれるように時間をかけながら教育をしていきますので、一人前になるまで長い時間がかかるでしょう。しっかりと現場で経験を積んでいくことが大事ですので、焦らず気長にやっていくしかありません。

 

4. 資格があるほど仕事の範囲が広がる

現場でみっちりと鍛えてもらうことでできる範囲がどんどん広がっていきますので、鍛冶職人としてとても仕事が面白く感じるはずです。鍛冶職人は、自分のスキルを証明するために資格を取得することが推奨されます。関連する資格は、玉掛け作業主任者・移動式クレーン運転免許・各種溶接資格・施工管理技士などさまざまありますので、必要に応じてチャレンジするのがいいでしょう。

資格を取得する目的はあくまで他の鍛冶職人との差別化のためです。資格を取得していると「こういう技術があるんだな」という証明になりますので、実務で学んだことを活かして頑張ってみてください。

 

5. 労働環境はとても厳しいので体力があることが必要不可欠になる

鍛冶職人は工事現場で働くことになりますので、労働環境はあまりよくないでしょう。外で働くことになると外気温の影響を受けやすくなりますし、高所で働くことも頻繁にあります。労働環境がさほどよくない中で溶接などを行わないといけませんので、とても体力を要します。未経験者でもたしかに働けますが、体力がないと働くことが厳しいと感じるはずです。

また、体力がないと過酷な現場で集中力を持って働くことが難しくなります。集中力を切らしてしまうとケガのもとになりますので、自分で気を付けていかなければいけません。自分がケガをしてしまうと自分だけでなく周りにも迷惑をかけてしまいますので、体力がないことは相当デメリットになるでしょう。

 

6. 女性の鍛冶職人はとても少ない

鍛冶職人自体が体力を要する仕事になりますから、女性の職人はなかなかいないのが現状です。鍛冶職人自体が男性の仕事ですので、女性のなり手がそもそも少ないという事情があります。

女性でも鍛冶職人になりたいのであれば、それを募集している会社に応募することになるでしょう。現に鍛冶職人として一人前の女性がいますので、決して女性でもやれないことはありませんが、やりたいという気持ちだけでなく自分が向いているのかどうかも確認するべきです。

女性で鍛冶職人になるならば、男性に匹敵するぐらいの体力があることと女性に理解がある熟練の職人がいることが必須です。ただ女性の鍛冶職人が在籍している会社のほうがやりやすいでしょう。

 

7. まとめ

鍛冶職人は建設現場において鉄製品の加工・溶接などを行うことになり、その他必要に応じて何でもやっていくことになります。建物における骨組みを支える仕事になるので、建設現場でいなくてはいけない職人になるでしょう。

鍛冶職人として働きたい方は株式会社ラフテル(ラフテルグループ)までご連絡ください。未経験者でも一人前の職人に鍛えあげますので、少しでも興味を持っていただいた方はお気軽にご応募ください。

電話番号: 03-6663-8280
お問合せ
エントリー