工事現場で重機を動かす重機オペレーター。その仕事に興味を持つ方もおられるのではないでしょうか。でも具体的にどのような作業をしているのか、またどうすれば重機オペレーターになれるのか、疑問に思っておられる方もおられるでしょう。
そこで今回の記事では、重機オペレーターの業務内容や業務オペレーターになる方法についてご紹介します。
1. 重機オペレーターとは？
まず、重機オペレーターの作業内容やオペレーターに向いている人、向いていない人についてご紹介します。
1-1. 重機オペレーターの作業内容
重機オペレーターは、工事現場や工場での作業に必要なフォークリフト、クレーン車、ブルドーザーなど、大型の重機を扱う仕事です。
たとえば大型工場では、フォークリフトを操作して荷物の運搬をします。工事現場では、ショベルカーを使って掘削作業をしたり、建造物を解体したりするのです。またクレーン車で資材を高所に運ぶこともあります。
1-2. 重機オペレーターに向いている人
重機オペレーターは、さまざまな動きをする重機を動かすので、機械の操作が好きな人が向いています。また大型機械を扱うので、ひとつのミスが大きな事故につながり、人命に関わることもあります。したがって、慎重に作業を進められる人も向いていると言えるでしょう。そのために、体力や集中力も大切な要素です。
1-3. 重機オペレーターに向いていない人
重機はある意味現場の主戦力になるものですが、ともに働く人たちとコミュニケーションをとり、確認をしながら作業を進める必要があります。そのため他人とのコミュニケーションが苦手な人は、向いていないかもしれません。なお、男性が主流の職場であることは事実ですが、女性が不向きということはありません。
2. 重機オペレーターになるために必要な免許
次に、重機オペレーターになりたい人のために、必要な資格に関する情報を提供します。資格を得るためには、移動式クレーンのような国家試験である免許試験に合格する必要があるものと、技能講習や限定的な免許に対する特別教育を受講して取得できるものがあります。取得することで業務の幅も広がりますので、検討してみましょう。
2-1. 車両系建設機械の免許
ブルドーザー、ショベルカーなど、さまざまな車両系建設機械を運転できる免許は、機体の種類や重量によって必要な講習が異なります。一般的に運転技能講習を受講すると重量の制限はありませんが、特別教育であれば3トン未満の機体重量のものしか扱えません。
なお技能講習は都道府県で登録された教習機関で実施され、学科と実技の教習と修了試験があります。特別教育は、企業などの各事業所か、登録された教習機関で教習が実施されています。
2-2. フォークリフトの免許
国家資格である「フォークリフト運転技能者」があります。フォークリフト運転技能講習、あるいはフォークリフト運転特別教育の受講が必要です。
都道府県で登録された教習機関で受講できます。実務経験の有無により必要とされる講習内容は異なりますが、原則的には11時間の学科講習、24時間の実技講習が必要です。その後、筆記と実技の修了試験に合格すれば、免許を取得できます。
フォークリフト運転技能講習を終了すれば、最大荷重1トン超のすべてのフォークリフトの運転ができる免許で、工場や工事現場、港湾で荷物の積み下ろしや移動を行えます。
各企業、または都道府県の登録教習機関で受講できます。運転免許所持者は、10時間以上の学科と実技が受講することで取得できます。フォークリフト運転特別教育を終了すれば、最大荷重2トン未満のフォークリフトの運転が可能です。
2-3. 移動式クレーン車の免許
国家資格である「移動式クレーン運転士」の資格があります。これは、クレーン運転士（あるいはクレーン・デリック運転士）とは別の資格です。移動式クレーン運転士の資格を得るためには、都道府県で登録された教習機関で教習を受けたのち、免許試験を受験して合格する必要があります。
学科は全国の安全衛生技術センターで受験、実技についてはセンターで受験するほか、移動式クレーン運転実技教習の修了で代用も可能です。なお、小型移動式クレーン運転技能講習を受けることで、吊り上げ荷重が1トンから5トンまでの小型移動式クレーンの運転が許可されます。また移動式クレーンの運転の業務に係る特別教育を受講すると、吊り上げ荷重が1トン未満の移動式クレーンの運転が可能になります。
3. まとめ
この記事では、重機オペレーターに必要な資格について説明しました。もし、少しでも重機オペレーターとして働いてみたいと思ったなら、ぜひ株式会社ラフテル（ラフテルグループ）までご相談ください。未経験の方であっても歓迎いたします。仲間とともに働きながら、重機オペレーターとなる道を一緒に見つけていきましょう。
